竹島問題竹島問題が日韓関係で大きく取り上げられてるのでここで少し書かせてもらいます。まず何故韓国側があのような激しい抗議をしているのか?教育ではどのように教えられているかという点や 日本が抱える韓国側への大問題、そして果たして竹島問題はそれ単独で問題となっているのか? という観点からまとめてみます。 <1.竹島と植民地支配~韓国民の感情> 土地領有の意思を先に主張したのはどちらか? 日本国は1905年に閣議決定で島根県に編入し、 国際法上公式に領有の意思を示しました。 ではこれに対し韓国側の主張はと言うと日露戦争時に日韓議定書が結ばれ独島は日本に編入された、 この1905年は事実上外交権を奪われていて編入反対の意思を示せなかったとなり、 さらに1910年、日韓併合なので竹島は併合の前段階で力ずくで奪われた島と位置づけています。 韓国では竹島は日本の植民地支配の象徴と考えられている(教えられている)ということです。 <2.漁業権問題~島根県漁業民の怒りと悲しみ> 戦後1952年に李承晩が勝手に竹島を韓国に編入すると表明します(李承晩ライン)。 明治以降日本政府は漁民を保護していたのですがこのラインにより漁民は竹島に行けなくなります (竹島付近は漁場としては最適な場所)。 この後1965年に日韓はこの竹島問題を一旦棚上げにします(パクチョンヒがいっそ独島を爆破したい」と言ったのは有名ですな。 さらに月日は流れ、1999年新日韓漁業協定を締結し双方が操業できる暫定水域を作成しました。 しかしこの後、韓国漁民は日本の排他的経済水域の違法操業を繰り返しています、 また事実上は暫定水域からも日本漁船は締め出されているということが現実の問題です。 つまり日本の漁民の虐げられた怒りを日本政府が無視していたことに対し島根県は漁民の心を汲んで竹島での韓国側の漁業問題を炙り出す方法として「竹島の日」を制定したとも言えます。 また日本漁民は韓国側を締め出せとは言っていません、双方が認めた暫定水域で何故日本漁民だけが 安全に操業できないのかと言っているだけです。 <3.竹島と反日効果~韓国政府のお家事情> 盧武鉉大統領を支持する世代は「386世代」と呼ばれる民主化闘争で保守派軍事政権の弾圧を受けてきた 現在30代の人が主です、彼らは反米親北朝鮮です。 では大統領の支持率に注目してみましょう、昨年秋20%台を推移していました、 さらに2004.12.17には歴史問題をいつまでも引っ張っても両国の関係改善には好ましくないと発言し、日本では注目されました。 その後年明け1月の支持率は35.6%と低飛行です、しかし竹島の日制定後に3月23日、青瓦台HPにて「国民にささげる談話」と称して{日本は武力で独島を強奪し・侵略と支配の歴史を正当化し・覇権主義の意図をこれ以上放っておけない}と声明を出し、さらに「*賠償しろ」という言葉を大統領自身が入れて発言しました。この後、4月は47.9%と支持率はグッと上昇します。 このような傾向は以前もあり、1996年の金泳三も経済危機でIMF管理下に置かれる直前に竹島問題を発言して 国民の支持を得ることをしています。 果たして竹島問題とは何なのか?国際司法裁判所に訴えても相手国が拒否すれば成り立たないという前提があります(韓国側は拒否)。 領土は人口が増えれば必ず噴出す問題ですが、1999年に取り決めた新日韓漁業協定は西洋文明ではなく東洋思想として領土は脇に置き、漁業権は仲良く使いましょうという新たな提案でありました。 私は韓国側が真摯にお互いの両国の漁場だということを韓国民に告げてもらいたい、竹島問題とは領土問題ではありません、現代では漁業権の問題なのです。 *日韓条約において対日請求権は無償3億ドル、有償2億ドル支援で決着済み。 ↑ ↑ ご一読ありがとうございます、是非ともクリックをお願い致します。 (2005年6月現在における分析) 無断転載・無断リンク禁止しています。 |